トイレは汚れやすい場所だからこそ、清潔に保ちたい場所です。
ですが意外に手間がかかるトイレ掃除。
毎日するのは大変ですよね。
今回は、トイレをきれいに掃除するためのポイント、また、どのくらいの頻度で実施するのが適切なのか解説します。
理想は毎日、最長で1カ月
まず結論ですが、トイレ掃除は理想としては毎日実施したほうがよいでしょう。
毎日の掃除は、汚れが付きやすい場所に限定して構いません。
それ以外の場所は、週に1度の頻度で掃除するときれいな状態が保ちやすくなります。
ですが週に一度の掃除が大変だったり面倒だったり感じる方もいるでしょう。
また1人暮らしなどで在宅時間が少なく、トイレの使用頻度が少ない場合は汚れが気にならない方もいるかもしれません。
このような場合でも、最長1カ月に1度でもよいですが、それ以上放置するのは避けましょう。
1カ月以上放置すると汚れが落ちなくなる
では、どうして「最長でも1カ月」といわれるのでしょうか。
理由は、汚れが落ちなくなるためです。
トイレの便器には水が溜まっています。
この水の溜まっている位置に黒ずみや水垢といったしつこい汚れが溜まります。
また目に見えづらくても飛び散った尿がありますので、尿石も発生します。
これらの汚れは一度つくと落としにくく、掃除に時間がかかります。
結果として、落ちない汚れを落とさなければならないという心理的負担がかかるため、掃除する気持ちが無くなります。
最終的には、自分では手が付けられない汚れになってしまう可能性もあります。
こうなるとトイレから悪臭が発生したり、詰まりの原因になってしまったりします。
そうならないように、定期的な掃除を心がけたいですね。
トイレをきれいに保つための掃除法
ここからはトイレをきれいに保つための掃除方法を確認していきましょう。
使用後の掃除
トイレ使用後の目視できる汚れは、さっと取り除くようにします。
便器や便座などに付着してしまった汚れがあったら、その都度掃除しましょう。
また万が一、床に汚れが付いてしまったときも掃除しておきます。
これは掃除というよりもマナーといえますね。
1日1回の掃除
トイレはこまめに掃除しておくと、汚れのこびりつきが防げます。
そこで1日1回、1分程度の掃除を習慣にするとよいですね。
1分程度の掃除では、汚れやすい部分のみさっと済ませるのがポイントです。
トイレで汚れやすいのは次のポイントです。
・便器
・便座の裏
・トイレのフタの裏
・床
厚手のトイレ掃除用シートを用意し、肌が触れる部分、汚れが少ない部分を優先し拭き掃除していきます。
トイレ掃除用シートは最後トイレに流せるので楽ですよ。
1週間に1回の掃除
毎日の掃除では手が届かない部分は、1週間に1度程度掃除します。
まずは便器掃除用のブラシを使い、便器内部を丁寧に擦り洗いします。
一見汚れていないように見えても、尿石や水垢などが付着していますので、トイレ掃除用洗剤を用いて丁寧に擦り洗いしましょう。
トイレ掃除用シートを使い、便器の外側やフタ・タンクなども、きれいに拭き掃除をしましょう。
床や壁は、薄めた塩素系漂白液に浸した雑巾を硬く絞り、拭き掃除をします。
床や壁には、意外に尿が飛び散っていますので、丁寧に拭き取り掃除をしましょう。
このような掃除方法だと、だいたい15分で終わります。
温水洗浄便座の掃除
最近では温水洗浄便座を使用している家庭も増えました。
トイレ掃除の中でも温水洗浄便座の掃除は忘れがちですが、できれば1～2週間に1度は掃除するようにしましょう。
注意点として、温水洗浄便座は電化製品なので水をかけて洗うことは避けます。
中性洗剤を水に薄めて雑巾などでの拭き掃除が一般的です。
洗浄温水が出るノズルは汚れやすい部分です。
掃除機能ボタンを押してノズルを出すか、ノズルの先端を引っ張り出してトイレ掃除用シートで拭き取るとよいでしょう。
とくに根元の部分は汚れが溜まっていることが多いので、しっかりと拭き取ります。
汚れが落ちにくい場合には、中性洗剤を付けた歯ブラシで優しく擦り洗いし、水で洗剤成分を洗い流します。
年に1度はノズルの収納部の掃除も
通常ノズルが収納されている部分も、年に1度は掃除しましょう。
ノズルが収納されているシャッターも意外に汚れています。
手袋をしてシャッター部分を洗いましょう。
脱臭フィルターも忘れずに
温水洗浄便座には脱臭機能が付いていることも多いですよね。
そのため脱臭フィルターが装着されている温水洗浄便座では、脱臭フィルターの掃除も定期的に行う必要があります。
脱臭フィルターに埃が溜まると悪臭の原因となります。
埃が溜まっているときには歯ブラシなどを使用して掃除しましょう。
操作パネルは1日1回拭き掃除を
温水洗浄便座の機能を操作する操作パネルは、汚れやすい部分です。
1日1回の拭き掃除のときに、一緒に操作パネルも拭き掃除しておきましょう。
まとめ
トイレ掃除はこまめにする掃除と、徹底的にする掃除を組み合わせることで、きれいな状態が保てます。
ですが、忙しいと後回しになりがちですよね。
「忙しくなかなか掃除できない」「より完璧にきれいにしたい」といった場合には、ハウスクリーニングのプロへの依頼も検討してみましょう。
